保育業界68.3%でSDGs取り組み進むも「わかりやすく伝えること」が課題

保育業界におけるSDGsへの取り組み状況調査
沢村愛弓

保育施設の運営や子育て支援事業を展開する「明日香」社は、保育現場におけるSDGsへの取り組みに関する実態調査レポートを公表しました。

目次

レポートの概要

当該レポートは、SDGsを知る現役保育士105名を対象に、2022年に引き続き実施されることとなっています。

「あなたが勤める保育園では地域貢献や環境保全などSDGsに関係する取り組みを行っていますか」との質問に対し68.3%が「はい」と回答しており、前年の56.6%から11.7%増加となっています。

また、「SDGsを保育に取り入れたことにより、どのような変化がありましたか」との質問に対しては、「非常に良い変化があった」が23.9%、「やや良い変化があった」が46.5%との回答となり全体の7割以上を占める結果が出ています。

良い変化があったとする具体的な内容として、「子どもたちの人格形成や発達に効果があった」、「子どもたちの生活習慣(食事など)に変化があった」とする回答が挙がったそうです。

「あなたはSDGsに関する取り組みを行っている施設・団体に就職したいと思いますか」との質問に対しては、「とても思う」が23.1%、「思う」が44.2%で計67.3%となり、前年比では微減したものの、依然として保育士のSDGsに対する前向きな姿勢が伺えます。

また、就職したい理由の中で多かった回答として、社会貢献、やりがい、子どもたちへの将来性を考慮したものが多かったとのことです。

明日香社は課題として、「SDGsをわかりやすく伝えること」や「子どもたちの興味を引く工夫」、「保育園内での職員の意識のばらつき」「年齢による取り組みの違い」への取り組みが必要としています。

【参考URL】

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000043389.html

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この記事を書いた人

SDGsプロデューサー

企業や自治体が推進するあらゆる分野のSDGsをサポート。新しい視点でのSDGsをプロデュースすることが得意。

野菜ソムリエとして様々な媒体の料理監修やレシピ開発、編集業務に携わる中でSDGsに出会い、その魅力と重要性に気づいてSDGsの勉強をはじめる。現在はデータセクショングループ株式会社MSSで「SDGsプロデューサー」として活動中。

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