TIS社が新ログ構法でウッドデザイン賞2023受賞 デジタル加工データ使い運搬コスト・環境負荷低減を実現

ウッドデザイン賞受賞のイタログ
沢村愛弓

国内大手のシステムインテグレーター「TIS(TIS株式会社)」は、「WOOD DREAM DECK」プログラムにおける小屋サウナ製作で、新しい構法「ITaLOG(イタログ)」がウッドデザイン賞2023ライフスタイルデザイン部門を受賞しました。この受賞は、地域の森林資源の循環利用を促進するプログラムの一環として、地域材とデジタル技術を融合させた成果が高く評価されたものです。

目次

新ログ構法「ITaLOG(イタログ)」

「ITaLOG」は、コンピュータ制御により木材を精密に切削可能な機器「CNCルーター」を利用し、合板を組み合わせてログ材を構成するログ構法です。

この手法により小屋の部品を小さく分割できるため、自家用車での運搬や手作業での組み立てが容易になりました。

また、デジタル加工データを共有し、CNCルーターで加工することで運搬コストや環境負荷を低減する効果があるとのことです。

ウッドデザイン賞受賞とこれから

埼玉県秩父郡横瀬町を中心に、官公庁や地元自治体、そして民間企業や地域住民などが協力して地域の魅力や資源を活かした地域振興プロジェクトの一環「よこらぼ」が展開されています。

WOOD DREAM DECKプログラムが「よこらぼ」に採択された後、「ITaLOG」の構法を用いて地域の木材を活用した小屋サウナ「ocomori(オコモリ)サウナ」が製作されたことが受賞につながったとのことです。

今後もTISはITとデザインの力を駆使し、さらなるグリーントランスフォーメーション(GX)の実現に向けて積極的に貢献していくことを計画しています。

【参考記事】

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001458.000011650.html

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この記事を書いた人

SDGsプロデューサー

企業や自治体が推進するあらゆる分野のSDGsをサポート。新しい視点でのSDGsをプロデュースすることが得意。

野菜ソムリエとして様々な媒体の料理監修やレシピ開発、編集業務に携わる中でSDGsに出会い、その魅力と重要性に気づいてSDGsの勉強をはじめる。現在はデータセクショングループ株式会社MSSで「SDGsプロデューサー」として活動中。

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