アクプランタ株式会社が、農業資材「バイオスティミュラント」を活用し、第三者割当増資により得た1億5千万円の資金を国内外の農業分野を中心とした課題に取り組むとのことです。SDGsにつながる事業が資金調達をしやすい世界になってほしいものです。
バイオスティミュラントの必要性
アクプランタ社は、昨今農業分野で気候変動の影響、減化学肥料や減農薬への意識が高まっている状況を問題提起しています。こうした問題により発生している、飢餓、栄養失調といった世界レベルでの課題にバイオスティミュラントの必要性を説明しております。
バイオスティミュラントは、ヨーロッパを中心に注目を集めいている農業資材の一種で、植物が持つ本来の自然な力を活用することが特徴です。同社は、バイオスティミュラントを活かすことで、植物へのストレス耐性、収量、品質、収穫後の状態、貯蔵などに効果があるとのことです。
また、創業者の金鍾明氏が独自に研究開発したバイオスティミュラント資材「Skeepon」を日本国内で展開。Skeeponを使用することで、植物自身が乾燥や高温への耐性高めることで過酷な環境下での生育が可能となり、植物のロスを減らすとのことです。
世界の課題に取り組む
同社は、「Greenfulness-気候変動を、ともに生き抜く-」を掲げバイオスティミュラントの研究開発および製造販売、農業、芝生、園芸、緑化用資材の製造販売を展開しています。
2022年4月20日には、第三者割当増資を実施して1億5千万円の資金を調達したと公表しており、海外への事業展開をはじめ、研究、人員募集を行い世界の課題解決につなげるとしています。