耐久性とリサイクルを兼ねそろえた「新スチール缶」登場 1Day Steel Cupとは?

耐久性とリサイクルを兼ねそろえた「新スチール缶」登場
沢村愛弓

総合容器メーカー「大和製罐」社は、循環型社会の構築に向けた新しい製品「1Day Steel Cup」を発表しました。
1Day Steel Cupはスチール缶と同じ製法で作られており、缶用鋼板から製造されたことで何度でもリサイクルが可能な特長を持っています。

目次

1Day Steel Cupが持つ大きな特徴

1Day Steel Cupが持つ大きな特徴として以下5つポイントが紹介されています。

同じ素材にリセットして無限に循環利用可能: スチールはリサイクル時に熱をかけて溶かすことで不純物を取り除き、同じ素材(鉄)にリセットできるため、何度でも鉄製品に再生します。
水使用量ゼロ: 製造時にスチール缶と同じ製法を採用しており、製缶時には水を使用していないため、水使用量がゼロです。
既存の回収システムでリサイクル可能: 一般缶用のリサイクルマークがついており、既存の資源回収システムを活用できます。
高いリサイクル時の分別効率: スチールは磁石を使って分別できるため、リサイクル時の分別効率が高い素材です。
エコリーフ環境ラベル取得: 環境情報を開示する「エコリーフ環境ラベル」を取得しています。

キャッチコピーとキービジュアルは、「ダイチへ カエル ソザイ。 超サステナブル! それがスチール」というもので、スチールの主原料である鉄が地球の1/3を占め、リサイクルしやすい特性が考慮されており、地球へ還り、再利用される循環をイメージできる表現が採用されています。
スチールアンバサダーのカエルのキャラクターが分かりやすく、シンプルに環境に配慮したスチールであることの魅力を伝えます。

1Day Steel Cupは屋外イベントやスポーツ観戦、映画館での使用に最適な強度と易廃棄性を備えており、使用後は通常のスチール缶と同じように既存の回収ルートでリサイクルが可能です。
また、イベントなどでの使用受付が2024年4月以降から予定されているそうです。

【参考記事】
楽しく使って環境貢献!地球生まれの素材「鉄」で作ったイベント用カップ「1Day Steel Cup」誕生
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000109360.html

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この記事を書いた人

SDGsプロデューサー

企業や自治体が推進するあらゆる分野のSDGsをサポート。新しい視点でのSDGsをプロデュースすることが得意。

野菜ソムリエとして様々な媒体の料理監修やレシピ開発、編集業務に携わる中でSDGsに出会い、その魅力と重要性に気づいてSDGsの勉強をはじめる。現在はデータセクショングループ株式会社MSSで「SDGsプロデューサー」として活動中。

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