地域×企業で創る、持続可能な社会と健康な未来

「2030年までに達成すべき17の目標であるSDGs。SDGsの目標3『すべての人に健康と福祉を』では、すべての人々が健康的な生活を享受できるように、ウェルネスやメンタルヘルスの向上を促進することが掲げられています。」
「SDGsの目標8『働きがいも経済成長も』では、持続可能な経済成長を実現し、すべての人々が働きがいのある仕事を得ることが掲げられています。」

沢村愛弓

今回紹介するのは、株式会社さとゆめとSDGs人的資本認定機構の連携協定に基づく地域資源を活用したウェルネスプログラムと、人的資本経営を通じた企業の持続可能な成長の支援です。地域と企業が共にウェルビーイング向上を目指します。

地域と企業が協力して実現するウェルビーイング

株式会社さとゆめとSDGs人的資本認定機構が締結した連携協定は、地域資源を活用し、企業と地域のウェルビーイング（幸福度）向上を支援する新たな取り組みです。この連携を通じて、企業と地域が協力し、人的資本経営とウェルネスプログラムを活用した持続可能な成長を目指しています。以下では、この連携の具体的な内容を4つのポイントで紹介します。

1. 人的資本経営とは？
   企業の成長に不可欠な「人」
   「人は企業の最も大切な資産」という考え方が広がっており、これが「人的資本経営」という概念です。人的資本経営は、企業が従業員の能力を最大限に引き出し、健康や教育、福利厚生を支えることを重視しています。従業員の健康や幸福度を高めることが、企業の成長や価値向上に繋がるとされています。
   ウェルビーイングが鍵となる理由
   「ウェルビーイング」とは、肉体的、精神的、社会的に満たされた状態を指し、この状態を実現することが企業の競争力を強化するために欠かせません。人的資本経営を実践することで、企業は従業員にとって働きやすい環境を提供し、持続可能な成長に繋がります。
2. 地域資源を活用したウェルネスプログラム
   地域の自然と文化を活かしたプログラム
   さとゆめは、地域資源を活用したウェルネスプログラムを提供し、地方創生に貢献しています。例えば、長野県信濃町の「癒しの森事業」では、森林セラピーを活用して心身のリフレッシュを図り、企業の従業員のメンタルヘルス向上を支援しています。
   企業のニーズに合わせたプログラム
   さらに、兵庫県宍粟市や沖縄県今帰仁村など、他の地域でも地域資源を活用したプログラムが提供されています。これらのプログラムは、企業のニーズに合わせてカスタマイズされ、従業員の健康促進に貢献しています。地域と企業が協力することで、双方にメリットが生まれ、持続可能な発展に繋がるのです。
3. SDGsとの連携で持続可能な発展を目指す
   人的資本の視点から企業の健全性を向上
   SDGs人的資本認定機構は、企業のウェルビーイングと持続可能な発展を促進するために設立され、企業が従業員の幸福度を向上させるための評価や認定を行っています。この認定を受けることで、企業は従業員の健康やストレス状態を可視化し、具体的な改善策を提案してもらえます。
   企業と地域が共にウェルビーイング向上
   さとゆめとSDGs人的資本認定機構の連携により、企業は人的資本に対する取り組みをより効果的に実践し、地域のウェルネスプログラムを活用することができます。これにより、企業と地域双方のウェルビーイングが向上し、SDGs達成に向けた活動も加速します。企業の健康経営が地域活性化にも貢献する相互支援の関係が、持続可能な社会づくりに貢献しています。
4. 地域と企業の相互支援と人材育成
   地域の人材育成と雇用創出
   さとゆめは、地域のコーディネーターやガイドを育成し、地域の雇用創出にも貢献しています。また、企業向けに地域資源を活用したウェルネスプログラムを提供し、地域の人材が活躍できる場を作り出しています。
   地域の基盤整備と持続可能な観光の実現
   SDGs人的資本認定機構は、地域の基盤整備を支援し、企業が受け入れやすい体制を整えることにも力を入れています。地域特性に応じたプログラム開発が進められ、地域住民は自分たちの資源を最大限に活用して、持続可能な観光や地域活性化に繋がるプログラムを提供できるようになります。地域と企業が協力することで、地域全体が活性化することが期待されています。
5. まとめ：地域×企業でウェルビーイングの未来を創る
   株式会社さとゆめとSDGs人的資本認定機構の連携協定は、地域資源を活用したウェルネスプログラムを通じて、企業と地域のウェルビーイングを同時に向上させる取り組みです。この協力により、人的資本経営とSDGs達成が一体となった新しいモデルが実現し、企業の持続可能な成長と地域の活性化が進むことが期待されています。今後、より多くの企業と地域が協力し、この取り組みが広がることで、持続可能な社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出すことができるでしょう。
   
   参考記事
   https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000050855.html