2030年までに達成すべき17の目標であるSDGs。SDGsの目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」では、すべての人が安価で信頼できる持続可能なエネルギーにアクセスできるようにすることが掲げられています。
また、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」では、気候変動とその影響に立ち向かうための緊急対策を講じることが掲げられています。
今回紹介するのは、愛知県小牧市の「天然温泉こまき楽の湯」が行う夏の猛暑対策イベントです。36℃~39℃の「ぬる湯」を提供し、地域住民の健康を守る取り組みと、SDGsに貢献する持続可能なエネルギー利用の二つの話題に注目します。
愛知県小牧市にある「天然温泉こまき楽の湯」が、夏の猛暑対策として新たな取り組みを開始しました。2024年7月1日から、36℃~39℃の「ぬる湯」を提供する特別イベントを開催し、地域住民の健康を守るための活動を行っています。この取り組みは、気候変動による猛暑と熱中症の問題に対応するもので、特に高齢者や子どもたちの健康を守ることを目的としています。
背景
近年、気候変動の影響で猛暑が続き、熱中症が深刻な社会問題となっています。特に高齢者や子どもたちは熱中症のリスクが高く、毎年多くの人々がこの病気に苦しんでいます。このような状況を受け、「こまき楽の湯」は地域の健康と安全を守るため、積極的に取り組むことを決意しました。温浴施設は、地域コミュニティの健康増進やリラクゼーションを提供する場として重要な役割を果たしており、地域住民の健康を守り、少しでも地域に貢献したいという思いから、今回のぬる湯イベントを企画しました。
取り組み内容
「こまき楽の湯」では、36℃~39℃の温度帯で「ぬる湯」を提供し、暑熱順化を促進することを目指しています。暑熱順化とは、暑い環境に体が適応しやすくなる現象で、体温が低く保たれ、発汗しやすくなることで熱中症の予防に効果的です。施設では、10~20分程度の入浴でこの効果を体感できるようにしています。また、露天風呂やジェット風呂など、さまざまな種類のぬる湯を楽しむことができ、男性浴場にはCoolアメニティも設置される予定です。
特長
この取り組みは、持続可能な銭湯「サステナブロ」の一環として行われており、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献しています。特に、SDG7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」とSDG13「気候変動に具体的な対策を」に重点を置いています。猛暑を利用した自然の熱を活用し、省エネルギー化を実現することで、昨年比で電気とガスの使用量を2%以上削減することを目指しています。また、エネルギー消費を抑えながら快適な入浴体験を提供し、地球温暖化の抑制にも貢献しています。
イベント概要
この特別イベントは、2024年7月1日から夏季限定で開催されます。期間中は、露天風呂やジェット風呂、露天岩風呂、露天気泡風呂など、さまざまな種類のぬる湯を楽しむことができ、男女共に爽快感が楽しめるCoolアメニティも設置されています。地域住民の健康を守り、猛暑による熱中症予防に努めるこの取り組みは、多くの人々にとって魅力的であり、地域社会に貢献する重要な活動となっています。
「天然温泉こまき楽の湯」の取り組みは、地域の健康と安全を守るための新たな一歩であり、持続可能な未来に向けた具体的な対策として注目されています。ぜひ、この夏は「ぬる湯」でリフレッシュしながら、健康を守りましょう。
参考記事
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000134252.html