今回は、埼玉県で行われた「彩の国埼玉環境大賞」で優秀賞を受賞した「アースダンボール」社の取り組みを通して、どのような活動が評価されているのかについて紹介します。
受賞したアースダンボールの取り組みとは?
アースダンボールはダンボール製造やECサイト運営を手がけ、その活動が「彩の国埼玉環境大賞」で優秀賞を受賞しました。
彼らが評価された主な取り組みは、ダンボールの印刷に革新的な手法を導入したことです。
通常、ダンボールへの印刷には「フレキソ印刷」と呼ばれる方法が使われますが、これには樹脂製の印刷版が必要で、小ロットの注文でもそれを製作する必要があります。
アースダンボールは、2018年12月に導入した「ミラプリ」と呼ばれる印刷サービスで、印刷版を一切使用せずに印刷することで、CO2の排出を減少させプラスチックの使用を削減することに成功したそうです。
ミラプリが示す新たな可能性
ミラプリは環境への負荷を減少させるだけでなく、「発送箱」においても新しい可能性があるとのこと。
通常、フレキソ印刷では初期費用がかかり、納期も1週間以上かかることが一般的ですが、ミラプリでは初期費用が不要で、最短で当日に出荷が可能というのです。
これにより、小規模なECサイトでも手軽にオリジナルダンボールを作成でき、ブランディングや顧客への印象づけがしやすくなったといいます。
また、ミラプリはフルカラー印刷も可能なので、商品の発送箱をおしゃれにデザインできるという魅力もあることから、企業は自分たちの商品やブランドをより魅力的にアピールでき、受け取る側も印象に残りやすくなる効果が見込めます。
アースダンボールの取り組みは、環境への配慮と新しいビジネスの可能性を示しており、我々も日常の中でできる小さな変化が、大きな影響を生むことを考えさせられます。
地球環境や社会に対する配慮を通して、より持続可能な未来を築く一翼を担う企業の取り組みを目にすることで、私たちも自身の行動を見直す良いきっかけとなるでしょう。
【参考記事】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000094673.html