今回は、「ヤンマー」と「梅の花」のSDGsへの取り組みをご紹介しましょう。
前提
まずヤンマー社は、農機や建機、小型船舶の製造販売を中心に展開している国内でも聞いたことのある方は少なくない大手企業です。
梅の花社は、湯葉と豆腐を中心にした懐石料理を提供する和食レストラン「梅の花」などのチェーン店を運営しています。全国には約288店舗展開しているとのことで、40年以上の歴史をもっています。
ヤンマーと梅の花が構築する資源循環サイクル
梅の花社ではSDGsへの取り組みとして、食材ロス削減と資源の有効活用に注力しています。そこで、ヤンマー社が開発したバイオコンポスター「YC100」を導入したとのことです。
YC100は、1日あたり100kgの食品廃棄物を約80%減量して分解処理することができます。さらに分解処理後の生成物も、土壌活性剤や堆肥として農地に還元できるためサーキュラーエコノミー(循環経済)において非常に効果的だとされています。
梅の花社が運営する「京都セントラルキッチン」と久留米セントラルキッチンで導入され、ヤンマー社と共同で食材ロス削減と資源の有効活用を目指すとのこと。
YC100にて処理された生成物は、ヤンマー社のパートナー企業や農業生産者に運搬され、肥料や土壌改良剤になって新たに農作物に再利用されます。それらの農作物は梅の花社に共有されるとのことで、資源循環サイクルが構築されるとのことです。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000034384.html
https://www.yanmar.com/jp/about/company/e-stir/products.html